乳腺腫瘍摘出手術のための入院体験記です。
前回は、手術の日程を決めて、いくつかの手術前検査をしたことを書きました。
今回は、個人的なオプション検査(?)のことと、麻酔科医の説明や手術の説明を聞いた話をします。
2017年8月7日。
手術前に必要な血液型を調べる検査の2回目と、私が微妙に「僧帽弁閉鎖不全症」であることからオプションでしていただくことになった、心エコーの実施日でした。
血液型の検査は普通に採血するだけなので簡単です。血液検査のところにいる人たちは、一日中血液を採っているので、大変そうでした。私は血管が出やすくて血液もサラッとしているので、採血しやすくて助かるそうです。
血栓とかお持ちの方で、採血しようとすると詰まって出て来なくなったりして苦労することもあるそうで、こういうところでも日頃の健康管理の大切さを実感しました。
心エコーは、まあ普通の超音波検査の心臓バージョンです。
横向きになって検査でした。何度か「軽く息を吸って~止めてくださーい」と言われました。意外に時間かかりました。15分か20分ぐらいでしょうか。
でも胸部MRIに比べたら楽勝でしたね~。
検査終了後、乳腺内分泌外科の外来へ。
既に先ほどの心エコーの結果が届いていて、「全身麻酔に影響のない程度の僧帽弁閉鎖不全ですので、大丈夫ですね。このまま予定通り手術しましょう」ということになりました。
で、あとは麻酔科医との面談と、乳腺内分泌外科のちょっと偉い先生からの手術説明をするので、ご家族も同席してくださいと言われ、夫が一緒に行けそうな日を予約しました。
2017年8月16日。
朝9時に麻酔科の先生との打ち合わせでした。
過去に手術を受けたことがあるか、そのときに麻酔で問題がおきたことはないか、薬などのアレルギーはあるか、グラグラしている歯がないか、血圧を下げる薬や血液をサラサラにする薬などを服用していないかなど、いくつかの質問をされました。
私は11歳の時に目の手術で全身麻酔をしたときに、結構体調不良が続いたので、そのことを話しました。でも考えてみればそれは31年前。その頃と比べたら麻酔の技術も格段にアップしていることでしょう。
麻酔自体が原因で亡くなったりは、ほとんどないので安心してくださいとのことでした。
10時ごろからだったか、乳腺内分泌外科の偉い先生の手術説明でした。
実はちょっと態度の大きい先生が面倒くさそうに説明するのかと思っていたのですが、実際には名前を呼ばれて診察室に入った瞬間にホッとするような笑顔の素敵な先生で、真剣にビックリしてしまいました。
終始、ソフトな口調で、きちんと目を見て話してくれて、できるだけ安心感を与えるように気を使ってくださっている様子が見て取れました。
いろんな検査の結果、悪性腫瘍ではなさそうなこと、リンパ節はいじらないので、術後の経過が良ければ手術の2日後ぐらいには退院できること、退院後は特に運動制限がないので、稲刈りも普通にして大丈夫であることなど、今まであれこれ考えて不安が募っていたのが随分と楽になりました。
正直、どうせ形式的な説明だけなんだろうから、わざわざ家族同席で説明なんて・・・と思っていたのですが、この日に説明を聞いてとても安心できましたね~。
手術説明・・・重要です、はい(笑)。
次回からは、いよいよ入院生活、手術について語ります。
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