入院・手術体験記(その3)

乳腺腫瘍摘出手術のための入院体験記です。

 

前回は、造影CTとMRIを取ることになった話をしました。

今回は、人生初の造影CT・MRIの体験記を書きます。

 

2017年7月21日。

人生初のCTとMRIの検査日です。

 

朝食は取らずに病院に向かいました。CTの予約は9時40分。

受付などを済ませてCT検査室の前で待ちます。「水分を十分に摂ってお待ちください」ということだったので、普段はお茶とか持って行っても意外に飲まずに帰る私ですが、意識して飲むようにしました。

 

待っている間に、急患の患者さんがCT検査室に運び込まれてきました。おそらく、ご本人は意識がなく、急いでCTを取るのでしょう。ドクターGみたいだ・・・と思いながら見ていました。

 

予約時間よりも遅くなるだろうと思っていたら、意外に早く呼ばれました。

CTの機械自体は、テレビなどでよく見るから知っていましたが、体験するのは初めて。

大きな輪っかの中での検査ですね。時々、息を吸って止めてくださいと声がかかり、その通りに。検査中に数回だったでしょうか。

 

途中で、造影剤を注射するので少し休憩。

「吐き気がしたりかゆくなったりしたら、すぐにおっしゃってくださいね。」と看護師さんに念を押されました。

「造影剤が入ると、身体がカーッと熱くなりますが、皆さんそうなるので、異常ではありません。心配しないでくださいね」と言われました。

 

というわけで、ついに造影剤、注射開始です!

おぉ・・・確かに熱い。でも思ったほどではないなー。

と思っているうちに、再び息を吸って止めてくださいとのアナウンスが入りつつ、撮影が続きました。

その後、「はい、終わりました。お疲れさまでした」と声がかかりました。

すぐ終わりましたね~。数分だったのではないかしら。

 

「気持ち悪くないですか?」と聞かれましたが、特に変な感じはなかったので、「大丈夫です」と答えて、その場を後にしました。

 

さて次はMRIなのですが、何と、予約が午後1時。そんなわけで、病院内で時間をつぶさないといけません。

お腹が空いたからと言って、ご飯を食べるわけにはいきません。MRIも、「直前の食事は抜いてきてください」だからです。

 

そんなわけで、仕方なく、水分だけ摂りつつ、持参した本を読むなどして時間をつぶしました。

 

ふと気付くと、足のモモの辺りがかゆかったです。さっきCTの検査室で「かゆかったら言ってください」と言われたのを思い出し、「おっ!もしかしてこれは・・・!」と思い、トイレに行ったついでに自分のモモを見たら、蕁麻疹が出ていました。

どうしようかな・・・と思ったのですが、とりあえず、水分を多めに摂り、何度もトイレに行って代謝しようと試みるうちに、短時間でかゆみも赤みも引きました。

そんなわけで、今回分かったことその1。私はCTの造影剤で蕁麻疹が出るが、軽い。

 

さて、午後になりました。

今度はMRIです。これまた初めてなので、緊張しつつ、検査室へ。

金属のものはすべて外してください、マスクもワイヤーがあるのでね~と言われ、全て外しました。

 

専用の検査着に着替え、いざ、検査開始!

なんですが・・・。胸部MRIって、うつ伏せで撮るんですね!

 

初めて知りました。

 

そんなわけで、胸の部分が下に向かって空いているベッドにうつ伏せになり、おでこを乗せる台に顔を固定し、万歳のように手を伸ばした状態で・・・まずは15分ほど身動き禁止!

 

仰向けと違って、うつ伏せって、なんか疲れます。しかも15分・・・。MRIは、いろんな大音量が続くため、ヘッドフォンをつけてもらって、音を感じるのを少しでも軽減します。それでも結構な大音量。「トントン」「ガーッ」「ビビビ」など、実に様々な音が。

後で夫に聞いたら、検査室の外で待っていた夫にもすごい大音量が聞こえていたそうです。

 

うつぶせ寝の疲れもピークに達する頃、「造影剤を注射しますので」と声がかかり、少しだけ動くチャンスが!

それで、もぞもぞしようとしたら、「あんまり動かないでください」と言われてしまい(笑)。でも、「順調に進んでますからね~。もう少し頑張ってください」とも言ってくれました。

MRIの造影剤は、身体が熱くなることはなかったです。

ここでも「気持ち悪いとか、緊急な場合はすぐお知らせください」と言われましたが、特にそういった事態にはなりませんでした。

 

造影剤を注射後、後半戦のスタートです。またうつ伏せの万歳で、15分。

同じように大音量です。

 

もうだんだん本気で疲れてきて、「早く終われ~!」と念じていました。

 

そんなこんなで、ようやく検査終了。

いやぁ・・・今回は本気で疲れた・・・。思わず、検査技師さんたちに「こんなに疲れる検査だと思いませんでした(笑)」と言ってしまいました。

 

MRIの造影剤は、私は特に副作用を感じることはありませんでした。

今回の検査で分かったことその2。胸部MRIはうつ伏せで撮る・・・疲れる!

 

で、また一生懸命、水分を摂りました。普段の3倍ぐらい、飲んだでしょうか。

 

特に吐き気もなく、元気だったので、夫婦で遅めのお昼を食べて帰りました。

 

 

いつになく水分を摂ったのが原因か、お腹が痛くなって帰りに立ち寄った書店のトイレをお借りしました。よくこんなに・・・と思うぐらい、お通じが(笑)。

 

人生初、CTとMRIの体験記でした。

 

次回は針生検の結果と、この日のCTおよびMRIの結果を聞きに行った日のことをお話します。

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