今年は9月の稲刈りの頃から雨が多く、10月に入ってからも雨が続き、本当に悩まされました。というか、今も悩み続けています。
9月16日ごろから稲刈りをしたかったんです。
でも、雨で作業ができず、一週間遅らせました。
23日から25日にかけて、助っ人も来てくれて稲刈りできました。
で、通常は2週間から3週間、天日干ししたあと、脱穀するのですが・・・。
今年は神社の役員でお祭りに参加しなければならないなど制約がある中、さらに雨が続きました。
それで、稲も湿っぽくてカビっぽくなってしまいました。下の写真をよく見ると、稲の束の真ん中辺りが黒っぽいんです。
さて、雨の日が異常に長く続き、稲は一向に乾きません。
そんな中、天日干しの竿に使っている竹が折れたようで、稲の一部が地面についてしまいました。
それで、夫婦で天日干しの列の横に新たに足場を作り、折れた竹にかかっていた稲を全部はずして掛け直しました。
雨のため、田んぼはぬかるんでグチャグチャです。作業も歩きづらくて大変です。
さて、またまた雨が続き、台風までやってきました。
台風が去った後、晴れたのですが・・・。
強風で竿ごと倒れてしまいました。
全ての稲のほぼ半分・・・。
何てこった!
仕方がないので、夫が急きょ休みを取って、昨日、倒れた竿から稲の束を全部外し、足場も最初から組み直し、また束をかけ直しました。
今までにも竿が折れたり倒れたりしたことはありましたが、こんなに片側が全部倒れたことはなかったです。
復旧作業は5時間~6時間かかりました。
カロリー計をつけて作業していたのですが、600キロカロリーほど消費しました。
一時間程度のウォーキングで消費するカロリーが300~400キロカロリーですよね。
まあ実際には稲の天日干しに関わる作業はかなりの重労働です。見た目以上に疲れます。
そんなこんなで、倒れた稲は復旧できましたが、脱穀はいつになったらできるのか・・・。
週末、また台風が来るという話もありますし。
もうすぐ紅葉のシーズン。京都旅行など計画している方もいらっしゃることと思います。
いいですね~。
我が家は脱穀が遅れに遅れ、そのあとの「籾すり」もずれ込むため、それらに時間を取られて11月の週末はサトイモの収穫もしないといけない、鉢植えの植物を寒さから守るために家に入れてあげないといけない、庭の手入れもしないといけない・・・ということで、紅葉どころではありません。
前に優雅な暮らしが羨ましいと言われたことがあるんですが、大いなる誤解だと思います。
天候に左右される農作業のおかげで、いくつもの旅行やイベントをあきらめてきました。
ただ、こうして健康で農作業ができるということは、人として生きる上で何物にも代えがたい幸せだと思っています。
旅行やイベントはまた機会がありますが、健康を損ねてしまっては全てを失くしてしまいます。
実は意外に重労働な農作業が、適度な運動になっているのだと思います。
近所の奥さんなどは「あんなちょっとぐらいじゃ運動にならないよ」と言いますが、そういうことを言う人は農作業をしていない人です。日頃から実際に作業をこなしている農家の奥さんからは、そんなこと一度も言われたことないです。
実際にやっている人にはわかるんです。ちょっとした作業に見えても、意外に重労働だということが。
見た目やイメージで判断してしまう人に、どうやって農作業の過酷さを伝えるかというのは、永遠の課題です(笑)。
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