人生の節目にいつもさださんの歌があったお話、前回は学生時代と母の乳がん闘病中のことを書きました。
今回は、「突き詰めていくと、始まりはさださんに行きつく」というお話などをします。
さださんがきっかけになって始まったことがたくさんあります
群馬県安中市でアロマテラピー教室を開催している私ですが、私がアロマテラピーを始めたのは、もとをただせば、さださんの影響なんです。
学生の頃、宮尾登美子さんの小説「蔵」が映画化され、音楽をさだまさしさんが担当されました。当然、主題歌はさださん。「烈(れつ)」という主人公の名前がそのままタイトルに!
そんな話をラジオで聞いて、とりあえず、原作を読んでみました。
すると、すばらしい作品で、普段は本を読むのが遅い私が、分厚い本を2冊(上巻・下巻)、あっという間に読み終わってしまいました。
それから宮尾登美子さんの他の作品もたくさん読みました。その中に「伽羅の香り」というのがあったんです。
「香道」という日本古来の習い事みたいな(茶道・華道に並ぶような)ものに携わる人たちが主人公で、これもまた素晴らしい作品だったんです。
「香道」というくらいですから、「お香」の話題が中心です。「伽羅」はお香の中でも高級で、高貴な香りとして有名です。贈答用の高いお線香なんかに使われる香りですね。
当時の私は東京に住んでいて、仕事帰りにデパートに寄って、伽羅のお線香を買ったりしていました。5本で500円というのがありまして・・・。そのほか、白檀とか、沈香とか、いろいろなお線香を買って香りを楽しんでいました。
それから何年かして、母が乳がんになり、うつ状態になり、どうしたものかと悩んでいたところ、勤め先の会社のビルの地下にあったアロマテラピー関連商品のお店に私を連れて行ってくれた人がいました。
そこで出会ったのが、「精油(エッセンシャルオイル)」です。最初はラベンダーとローズマリーを買い求め、香りを楽しみました。お香と違って煙が出ないので、純粋に植物の香りを楽しむことができるアロマテラピーに次第に惹かれていった私でした。
それがきっかけで、今ではアロマテラピーインストラクター、アロマハンドセラピストなどの資格を取り、自宅教室を開催しているという感じです。
さださんが縁で結婚!
東京に住んでいた頃から自分の個人ホームページを作って公開していました。その中に、さだまさしコーナーを作り、さださんの魅力を伝えようと頑張っていました。
ホームページには、掲示板(BBS)を作り、コメントなど自由に書き込めるようにしていました。
ある時、掲示板に書き込みをくれたのが、夫です。クラシック音楽の話題から入ったような記憶がありますが・・・。しかも最初の頃は、掲示板に書き込みをしてきた私の友だちのコメントを見ての書き込みだったような・・・。
だんだんと掲示板でのやり取りが増え、そのうちにメールでやり取りするようになり、さださんのCDを貸したり、クラシックのCDを借りたりするようにもなり、ついには実際に会ってみることになり・・・。そして、私の大好きな場所に連れていくようになりました。(要するに、デートですね)
そんな感じで少しずつお付き合いがスタートしたのが2005年頃。この頃の私は三重県に住んでいて、夫が群馬だったので、遠距離恋愛でしたね~。
その年に母が亡くなり、私は職場の部署が変わり、ストレスで自律神経失調気味でしたが、メールのやり取りでかなり夫に助けてもらってるなぁ~という実感がありました。
心療内科に通いつつ仕事を頑張ってみましたが、「もう無理だ~!」となって、思い切って部署を変えてもらえないかと話をしました。それで、部署が変わる前に上司だった人の移動先でお世話になることが決まり、仕事がストレスではなくなり、すっかり元気に!
2006年、ついに結婚を決めた私たちでしたが、妻を亡くして落ち込んでいた父の気持ちを考慮して、「奥さんが亡くなってすぐに娘まで嫁に行ったら・・・と思うと、自分はそう簡単にお嫁にもらうわけには・・・」と夫が言ってくれて、一年ほど後の、2007年に結婚式を挙げることにしました。
で、2007年から群馬に住んでいる私です。
いいですね~群馬。適度に田舎で(笑)。
田んぼや畑の仕事をしていると、さだまさしさんの「桃花源」という歌を思い出します。素晴らしき田園風景。
夫もさだまさしファンなので、コンサートには必ず2人で行きます。やっぱり、感動を分かち合える相手がいるというのは、いいですね。結婚するなら、共通の趣味を持っている人を選ぶべし!
そのうちに夫も着物を着てくれないかしら~と密かに狙っております(笑)。
ついつい、熱が入ってしまう、さだまさし談議。長くなるので、続きはまた次回。
ギターを始めた話か、新婚旅行の話か・・・考え中です。
お楽しみに!
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