今年2019年のNHK大河ドラマは「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」です。
正直なところ、期待していなかったんです。
何を隠そう、私、運動が大嫌いなのです(笑)。子供の頃、体育はどんなに頑張っても5段階評価の3止まりで、小・中・高ほぼずーっと「2」でした。
走るのは遅いし、泳ぎは苦手。反射神経もほとんどなし。鉄棒もマットも全然ダメ。
幼いころから「斜視」で目が悪かったし遠近感もイマイチで、球技も全然できなくて、チームの足を引っ張ってばかり。
縄跳びとダンスだけは結構できたけど、体育の授業のある日は朝から憂鬱でした。
そんなスポーツ嫌いの私なので、日本初のオリンピック選手が主役の大河ドラマって・・・と思っていたんです。
でも、ドラマ前半の半年間の主役を務めるのが中村勘九郎さんということで、とりあえず何回かは見てみるか、ということにしました。
私はこの中村勘九郎さんのお父さんの中村勘三郎さんのことが大好きで、もう30年以上になります。2012年に亡くなられた時は本当に残念でした。
その勘三郎さんの息子さんが主役ということなので、見ないわけにはいかないという感じだったんです。
最初はやっぱり少し退屈な感じだったかもしれませんが・・・
2月ぐらいまでは、やっぱり少し退屈な感じがしなくもなかったです。
ただ、勘九郎さんが時々お父さんにそっくりな表情になるので、キュンとなってしまって途中でやめるのは気が引けて、もうしばらく見続けました。
すると、だんだん他の出演者の皆さんとの独特なチームワークのようなものが生まれてきたのが見て取れて、愛着がわいてきたんですね~。
ストックホルムオリンピックで悔しい思いをした金栗さん。
ベルリンに向けて一生懸命に努力したのに、戦争でオリンピックが中止。
次のアントワープでは16位という不本意な結果に。
金栗さんの悔しい気持ちをまっすぐに表現していた勘九郎さんと、全力で励まそうと頑張る周りの人たちを演じる俳優陣のサポートがすごいなぁ、と思いました。
また、前回と今回とで描かれた関東大震災では、杉咲花さんが演じているシマちゃんが行方不明になってしまい、柄本佑さんが演じているご主人が必死に探していました。
柄本さんも非常に味のある素敵な俳優さんになりましたね。
第一回からずっと見ている人にしか解らないシマちゃんの存在感とか、人々を勇気づけようと必死に奔走する金栗四三さんとか、今までの積み重ねが生きてくる回だったと思います。
とにかく勘九郎さんがエネルギー全開で演じている姿がとても印象的なんですよね。
本当に日本のスポーツの発展のために力を尽くした人なんだなぁ、と感心しながら見ています。
冒頭でスポーツが大嫌いだと書きました。
ただ、オリンピックや箱根駅伝などには感動するタイプではあります。
で、今回「いだてん」を見ていたら、ちょっとスポーツもいいかも・・・と思ったりしています。
というか、金栗さんたちが頑張って日本の女子スポーツを確立してくれたおかげで、日本人女性はかなり健康になることができたのではないでしょうか?
やはり人生に大切なのは、バランスの良い食生活と、適度な運動ですよね。
私も将来に向けて、苦手ながらも少しは身体を動かすようにしなければ!と思います。
さて、次回から後半戦に突入です。
オリンピックを東京に呼んだ男、田畑政治さんを中心にストーリーが展開するのでしょうか。
余談ですが、田畑政治さんを演じる阿部サダヲさんとは、誕生日が一緒です(笑)。嬉しい。
世間では視聴率の低さが話題になっていますが・・・おかしいです!
私は好きですよ、「いだてん」。
個人的には、去年の「西郷どん」より好きです。
視聴率が5%を切ったら打ち切りなんていう説もあるようですが、そんなの絶対許しません!
だって素敵なドラマなんですから!
できれば皆さんにNHKオンデマンドで今までの分を見てもらいたい!(有料だと思うので気をつけてね)
そしてこの夏からも続きを見てもらいたい!
「いだてん」を見ないでいるなんてもったいないです。
ぜひ見てください~!
コメント