2018年7月7日からスタートした京都への旅。
2日目のレポートです。
この日は、まず、ホテル近くの地下鉄四条駅へ向かいました。そこが阪急線の烏丸駅となっており、西院駅まで行くと、嵐電に乗りかえることができます。
それで帷子の辻まで行き、また乗り換えて等持院へ。
等持院の駅からは歩いて15分ほどで、しっとりと落ち着いた「等持院」に着きます。
あまり知名度は高くない寺院かもしれません。観光客は少なかったです。夫婦貸切状態(笑)。
この寺院、実はさだまさしさんの「春告鳥(はるつげどり)」という歌に歌われているのです。切ない別れの歌ですが、私はとても好きです。アルバム「夢供養」に収録されています。
「衣笠の古寺(ふるでら)の侘助椿(わびすけ)の たおやかに散りぬるも 陽に映えて」
この辺りの山を「衣笠山」と言います。
侘助椿というのは、境内にある椿を指しているのですが、想像していたよりも立派な木でした。
樹齢400年以上?
すごいですね~。
ちなみに、この椿は庭園の中にあったのですが、私たちはまず入り口で履物を脱いで来たので、庭園に降りる時にそこに置いてあったサンダルをお借りするというシステムになっております。
で、こんな感じです。
まあパッと見、あまり違和感がないかもしれませんが、草履ではなくサンダルになっています(笑)。
ちなみに、バッグは畳のへりを手芸材料として使えるように加工されたものを使って自作したバッグです。軽くて丈夫です。
庭園内には、なんと足利尊氏公のお墓がありました。
地味だけど意外にすごかった等持院を後にした私たちは、徒歩で龍安寺に向かいました。
「そうだ、京都行こう」
という感じですね。
有名すぎる龍安寺の石庭。
こちらはちょうど修学旅行生や海外からの観光客が多く、庭の全景を撮影することができませんでした。
石庭から出てくると、実は入口のところに庭のミニチュアが飾ってあったことに気づきました。目の悪い方が触って感じることができるようになっていました。
なるほど!と思ってそのミニチュアを見ていると、「ちょっとすいませーん!」という声とともに、元気のいいおじさんが海外のお客様を連れて近づいてきまして、そのミニチュアを使って指差しながら、石庭の説明を始めました。
私たちも立って聞いていると、英語で「これは、これから見てもらう庭のミニチュアです。全部で15個の石が配置されていますが、この位置から見ると14個、この位置からだと13個しか見えません。これは、仏教における『人間は完ぺきではない』という教えに基づいたものです」みたいなことを上手に説明していました。
知っていることを英語で説明されるとわかりやすいというのもあるかもしれませんが、あの説明だったらたぶんあの海外のお客様にもわかってもらえたと思います。
説明し終わったあと、その人がこっちを見て「何ていい加減な英語やろ。タクシー運転手の英語なんてこんなもんや。あー恥ずかし(笑)」と照れたような笑顔を見せました。
「いえいえ、とてもわかりやすかったと思います!」と言うと、にっこりと石庭に向かって行かれました。
先にああいうわかりやすい説明を聞いたら、実物を見た時に感動が違うだろうなぁ、と思いました。
今回、等持院も龍安寺も初めて行きましたが、さすが京都な感じで、良かったです。
さて、次は少しバスに乗って金閣寺へ。
説明いりませんね(笑)。
足利義満が建てた金閣寺は、京都でも有数の観光名所となっています。
ここは本当に観光客が多く、この写真を撮るのがやっとでした。
そうそう、この日は気象予報では曇り時々雨だったんです。
なので、着物用のレインコートを持ち歩いていたんですが、結局晴れて暑くて、レインコートは荷物になっただけでした(笑)。
お次は金閣寺からバスで少し行ったところにある大徳寺の中にある、瑞峯院です。
こちらもそんなには観光客が多くなく、ゆっくりできました。
ここにも龍安寺よりは小規模ですが、枯山水の石庭があります。
観光客が少なく静かだったせいか、海外からのお客さんが数人、本気でお昼寝していました(笑)。
なので、この石庭は裏庭の方です。
演歌のジャケット写真に使えそうな・・・。
大徳寺にはたくさんの塔頭(たっちゅう)があります。
塔頭とは、禅宗の寺院の祖師や門徒高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵などの小院のことを指すのだそうです。
たぶん、瑞峯院もその塔頭なのではないかと思います。
そんなわけで塔頭が多くてボリュームがありすぎて、かなりお疲れモードに(笑)。
古都っぽい素敵な雰囲気の道は、和服で歩くのにぴったりですね。
京都旅行の二日目、実はまだまだ続きますが、長くなるので、この辺で一旦お休みとさせていただきます~。
続きをお楽しみに!
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