ギターを弾いたことがある方ならご存じだと思いますが、ギターを弾くためには左手でコードを押さえ、右手で弦をはじきます。
左手で押さえるコードは実にたくさんあるのですが、そのうちの「バレーコード」というのが大きな関門なのであります。
大変なんです~。左手の人差指で6本の弦を全て押さえつつ、残りの指で他の部分を押さえるんです。特に大変なコードは「F」!
人差指以外の押さえるところを押さえようとすると、私は人差し指が弦から離れてしまって、きれいな音が鳴らなくなります!
実はこの「F」の指の形で半音ずつ上げて行くと(フレットを移動していくと)、いろんなコードになります。例えば「F」の指で2フレットに人差し指を置くと、「F#」になります。
そんなわけで、バレーコードはギターを弾く以上は避けて通れないのですが・・・苦手な人が多いのではないでしょうか。
「F」が押さえられなくてギターをあきらめる人が結構いるそうです。
でも世の中には「カポタスト」という便利なものが存在します!
通称「カポ」です。この「カポ」をつけると、その部分は6弦全部が押さえられた状態になります。
つまり・・・「F」の人差指のところにカポをつけて、人差し指以外の指で押さえるところだけ押さえて弾くと、「F」になります。・・・わかります?ギター弾かない方、わかりづらいかもしれません、ごめんなさい。
その性質を利用して、難しいバレーコードが続出する曲を弾く時にカポをつけると、簡単なコードでその曲が弾けるようになるという優れモノなんです!
で、一昨日ぐらい初めて知ったのですが、「グライダーカポ」というものが存在するのだそうです。
普通のカポは一度取り付けると、隣のフレットに移動したい時は一旦外してつけ直したりしなければならず、結構大変です。
でもこの「グライダーカポ」はギターのネックの後ろ側にローラーが来るようになっていて、少ない力でフレット間を移動できるため、演奏中に転調して半音上がる時などにサッとカポを移動すれば、同じコードで弾いても半音上がった状態の音が出るのです!
これがあれば、転調する前或いは転調したあとのバレーコードばっかりで大変な状態を避けることができそうです。
便利そうです~!
で、買う勢いになった私でしたが、あえて買わないでみることにしました。
理由は、カポに頼っていると、いつまでたってもバレーコードが弾けるようにならないと思ったからです。
もちろん、「F」ほど力がいらないバレーコードがあり、「Bm7」や「Cm」などは既に弾いていますが、私は「B」とか「Fm」とかが苦手です。人差し指以外の指で押さえるのが人差し指のフレットの二つ先のフレットだったりすると、指が上手に開かなくて。
でもそういう苦手なバレーコードをカポで避けていたら、弾けないままだと思うのです。
ここは敢えて頑張って挑戦して、カポなしでも弾けるようになってみよう!みたいな・・・。
で、今、挑戦しようと思っているのが、中島みゆきさんの「麦の唄」です。これは曲の途中で半音上がったり戻ったりをくり返します。半音上がる前がバレーコード多発地帯です(笑)。
これがグライダーカポなしで弾けたら、他の曲もたくさん弾けそうです!
しばらく頑張ってみます。
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