お互いのために生きる(小林麻央さんの訃報に寄せて)

22日に、乳がんと闘ってきた小林麻央さんが旅立たれました。

ご主人の市川海老蔵さんは、その後も通常通りに舞台を務め上げたとのこと、お二人とも本当にすごいなぁと思います。
麻央さんご本人はもちろん、支える側の海老蔵さんのご苦労は計り知れません。きっと、麻央さんも心配かけないように頑張っていたでしょうし、海老蔵さんも落ち込んでいる姿を麻央さんに見せないように頑張っていたのでしょう。まさに「お互いのために生きる」姿勢を貫いたご夫婦だと思います。

12年前、私の実母が乳がんで亡くなっています。2001年、母が51歳の時に発覚し、5年の闘病生活でした。
ある日、寝ようと思って布団に横になった時、急に胸にしこりがあることに気付いた母は、翌日、早速検査を受けに病院に行き、そこで乳がんが発見されました。

実はそれまで一度も乳がん検診を受けたことがなかった母は、まさか自分が・・・とショックを受けていました。

それから5年の間、2度の手術と、放射線治療・抗がん剤治療、最終的に脳に転移して認知症のようになり、意思疎通もかなわない状態で旅立っていった母。闘病開始直後に父がリストラされ、その後すぐに発覚した父の借金。いろいろありすぎて私も自律神経の調子が狂ってしまいましたね~。

正直なところ、父が母を大事にしていたとは思えませんでした。母はいつも愚痴ばかりでしたし、父はお金にルーズで、時々すごく威圧的になるし。
母の人生って何だったんだろうと、今でも悔しくなることがあります。

今年、私たち夫婦は結婚10周年を迎えました。
今まで無事に結婚生活を送って来られたのは、ただそれだけで奇跡だと思っています。
田んぼや畑の仕事があるせいで好きな旅行にはあまり出かけられませんが、結局、健康でないと何もできませんから、農作業ができているということは、とても幸せでありがたいことなんですね。
なので、たまに実現する旅行は大切な、大切な思い出になります。

実は27歳の頃から付き合っている持病の「乳腺線維腺腫」が数ヶ月前から大きくなり始めていて、厄介な「葉状腫瘍」の可能性も捨てきれないので組織を取って検査してもらい、場合によっては摘出手術をしようということになったりしています。
一応、去年の年末ごろに出た結果は「乳腺症型の線維腺腫」ということで、手術はしないで様子を見ましょうということになりました。

で、担当の先生が変わり、6月13日の診察の時、腫瘍が5cmぐらいになっているので、摘出するべきかどうか一度大学病院に持ち帰って検討してくるので、また2週間後に来てくださいと言われています。

通常ならとっくに摘出を勧められるサイズですので、今回はもしかしたら手術は免れないかもしれないですね。
新しい担当医も悩みどころですねとおっしゃっていました。
こんな感じで担当医が変わることが今後の人生を大きく左右することになるかもしれませんので、慎重に考えて行かないといけないなと思います。

6月18日に引いたおみくじの「病」の欄に「重し。医師を選べ」とあったのが引っかかっている私です(>_<)

さて、私の夫ですが、こういう時にしっかりと私の心に寄り添ってくれています。取り乱すでもなく、突き放すでもなく、ちょうどよい塩梅(あんばい)です。もしかしたら本当は心配で仕方ないのかもしれませんが、普通に接してくれているのでありがたいです。
私なんて夫が大腸ポリープを取って一泊入院した時、相当へこんでしまい、相手にもバレバレだったのではないかと・・・(笑)。

長いようで短かった10年の結婚生活。夫は何度もぎっくり腰になり、私は流産とか帯状疱疹とか、よくわからない腸炎とかいろいろありましたが、お互い、相手になるべく心配かけないように、負担をかけないように、寄り添って回復の手助けができるように頑張ってきたつもりです。

自分がつらい時、相手が何かしてくれたことに対する感謝を忘れてはいけないと思います。夫婦円満の秘訣は、「感謝」です。

もちろん、つらくない時にも感謝しますよ。これからも、ずっと。
目指すは金婚式!(夫91歳、私82歳。無理かな?)