入院・手術体験記(その7)

乳腺腫瘍摘出手術のための入院体験記です。

前回は入院初日のできごとについて書きました。

今回は、手術当日のできごとをお話しします。

前日の夕方に出された脱水症状予防用の水は、指示通りに朝8時までに飲み終わりました。

看護師さんが巡回に来て、「あ、飲み終わりましたね。では今日は飲まず食わずで頑張ってください(笑)」と声をかけて行きました・・・。

手術日が決まった時には「まだ1ヶ月もある」と思っていた手術日ですが、ついに当日になってしまいました。

この日、私は2番目の手術で、前の人が午前10時からなので、その人の手術が終わり次第ということで、早くても午後1時というお話でした。

手術の時間というのは、「切り始めてから縫合するまで」を言うらしいですね。

なので、「手術時間は1時間から2時間」というのは、前後に麻酔をかけたり覚ましたりする時間が加わるから、結局、全体では3時間から4時間ということらしいです。

で、長ければ4時間、家族は待たされるわけですよ、心配したまま。

それで、夫が1人で待つのは忍びないと思い、夫の母方の叔母に助っ人に来てもらうことにしていました。

この日、夫が病室に到着したのが午前10時ごろ。

叔母が到着したのが、正午ごろ。

3人であれこれとおしゃべりしながら待ちました。

そしてついに!

「手術室から呼ばれたので、行きましょう」と看護師さんがやってきました。

時刻は午後1時30分。思ったより早く呼ばれました。

手術室へは歩いて向かいます。ちなみに、移動方法は、事前に選べます。徒歩、車いす、ストレッチャーのいずれかです。私はあまりおおげさにしたくなかったので、徒歩を選びました。

夫と叔母も一緒に歩いて向かいました。

手術室に入る手前の部屋で本人確認や、手術内容の確認などを行い、帽子をかぶったりして着々と準備。この時、指輪、ネックレス、時計などのアクセサリーや、コンタクトレンズなど、外せるものはすべて外してあることを確認されました。

手術同意書や血栓予防の器具装着についての同意書を、スキャナで取りこんであるものをパソコン画面で確認していました。便利な時代になったものです。

担当の先生も到着し、いよいよ手術室へ。

家族とは、ここでお別れです。

本当はここで「大ばくちの始まりじゃ~!」と大河ドラマ「真田丸」の草刈正雄さんのセリフを言おうと思っていたのですが、すっかり忘れていて(笑)、普通に「じゃあ、行ってくるね」と手を振って、いざ、スタートです。

手術台には踏み台を使って登り、そこで上着を脱ぎます。

で、仰向けに寝まして・・・。

点滴、血圧計、心電図の線、酸素飽和度を計る器具などを装着し、身体を温める準備もしてくれて・・・。

「では、麻酔かけますね。その前に酸素マスクで酸素を吸い込みましょうね」と指示があり、しばらく深呼吸。「麻酔は点滴から入れますよ」

ふと見ると、8月16日に手術の説明をしてくれた、ホッとするような笑顔の素敵な先生が微笑んでいた気がします。

数秒の間に、視界が白くぼやけてきて、意識が遠のいていくのがわかりました。

私が覚えているのはここまで。

次回は、手術が終わって麻酔から覚めた時のことをお話しします。